2009年9月29日火曜日

9月例会【9月28日(月)】

1.本院は、八ッ場ダム建設を中止する、との決議を求める。
結果:政府2-0 野党
政府側:すずまさ、桜井
① ダム建設は時代遅れのハコ物市場主義
②治水効果が薄い
③他に使うべき分野がある(社会保障・教育)
野党側:綾部、海老原
①地域経済振興につながる
②水力はクリーンエネルギー
③原状回復は更なる出費を増大させかねない
<寸評>政権交代後、話題のテーマをそのまま論題にもってくる。治水の効果に疑問符という点が、与党側に大きく有利な事実となったため、与党側勝利におわるが、コスト面・地域振興の観点からはほぼ互角の議論が展開され、果たして現実の問題としても非常に難しい決断を迫られる問題であることを実感する。
2.本院は、アニメーション児童ポルノを禁止する、との決議を求める。
結果:政府1-1野党
政府側:戸澤 工藤
①児童への性的犯罪を助長する
②他国では実写と共に禁止されている
③子供の人権・尊厳の破壊につながる
野党側:すずまさ 綾部
①ペドフィリアは性的志向の一種に過ぎない
②行為に対して刑罰を科せば足り、志向に刑罰をかすべきではない
③児童ポルノのブラックマーケットを拡大させる
<寸評>子供への性犯罪を助長するという蓋然性から禁止を肯定する、ブラックマーケットの拡大が被害を助長するとして禁止を否定するかで、白熱した議論が展開される。表現の自由をどこまで保護すべきか、性的志向のはけ口としてアニメぐらいは禁止しないでおくという手段が有効か、女性と比較してもより要保護性が高いと言える子供に対する性的犯罪は蓋然性のレベルであっても防ぐべきか等、評価われ結局引き分けに終わる。

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